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高維持力機能総義歯

【読み】
こういじりょくきのうそうぎし
【英語】
the most suitably adjusted functional denture
【書籍】
QDT 2019年 2月号
【ページ】
14

キーワード解説

 患者の装着感や機能を重視した総義歯。2014年に五十嵐(歯科医師)と高橋(歯科技工士)が考案し、月星(歯科医師)が命名した。飲食時には軽い咀嚼力でしっかりと咀嚼でき、それ以外の時には窮屈な吸着力を感じずに外れない維持力を発揮する。個々の患者の顎堤条件・粘膜の状態・顎位・顎関節部の機能を診査・診断し、その条件に則した製作法を選択して製作する。「維持力が持続する印象採得」、「規格模型、規格咬合床での咬合採得」、「妥当な顎位の設定」、「機能的な咬合付与」、「レジンの成型精度」を5条件とする。