メンブレンの材料
- 【読み】
- めんぶれんのざいりょう
- 【英語】
- material of membrane
- 【書籍】
- 骨補填材料&メンブレンの歴史的変遷と最新トレンド
- 【ページ】
- 14
キーワード解説
骨を再生するGTR 法やGBR 法などに用いられる保護膜・メンブレンは、大きく非吸収性と吸収性に分類される。非吸収性メンブレンの材料にはdense PTFE(dPTFE)、チタンメッシュ、チタンメンブレンがある。かつては延伸多孔質ポリテトラフルオロエチレン〔ePTFE〕やラバーダムも用いられたが、感染の危険性や組織再生量の少なさにより現在は用いられていない。吸収性メンブレンの材料には、コラーゲン(大部分がウシ、ブタ等の生体に由来するタイプIコラーゲン、もしくはタイプIとIIIコラーゲンとの結合体)、ポリ乳酸/ポリグリコール酸およびその共重合体がある。本邦では薬事承認されていないが、ヒト由来メンブレンや、無細胞性皮膚他家移植材といったものが海外で臨床応用されている。