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支台歯の平行性

【読み】
しだいしのへいこうせい
【英語】
parallelism of abutment tooth
【書籍】
これならわかる 少ないバーでできる生活歯の支台歯形成法
【ページ】
50

キーワード解説

 歯周病により骨吸収が重篤となった患者への歯周補綴では多数歯にわたり、かつ歯列弓に沿ったアーチ状のブリッジ(または連結固定クラウン)を口腔内に装着させる。そのためには各支台歯間が平行となるように形成されなければならない。 歯周補綴などの平行性が必要とされる形成法はガイドグルーブを付与する必要はないが、チェアタイムを短くし、患者の負担を軽減させるためにエナメル質のみを切削する。また平行性を確保するための方法は、口腔内に写真撮影用のミラーを入れて、片方の目を閉じた状態で、中切歯の唇側マージン、側切歯、犬歯、小臼歯および大臼歯の近心マージンを同時に視診できるか、同様に各支台歯の遠心マージンを同様に視診できるかを確認する。