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口腔粘膜処置

【読み】
こうくうねんまくしょち
【書籍】
歯科保険請求 2019
【ページ】
(84)、470

キーワード解説

 口腔粘膜処置とは、再発性アフタ性口内炎の小アフタ型病変に対してレーザー照射を行った場合に、1口腔につき月1回に限り30点を算定する、歯科診療報酬上の算定項目である。口腔粘膜処置を算定するには、レーザー治療にかかわる専門の知識および3年以上の経験を有する歯科医師が1名以上おり、口腔内の軟組織の切開、止血、凝固および蒸散を行うことが可能なレーザー機器を備えているとの厚生労働大臣の定める施設基準に適合している旨、地方厚生(支)局に届出をする必要がある。対象となる機器は、ネオジミウム・ヤグレーザ、ダイオードレーザ、炭酸ガスレーザ、エルビウム・ヤグレーザ、罹患象牙質除去機能付レーザである。なお、口腔粘膜処置の実施にあたっては、「レーザー応用による再発性アフタ性口内炎治療における基本的考え方」(2018年3月、日本歯科医学会)を参考にすることとされている。