Poly Patient Simulator
- 【読み】
- ぽりぺいしぇんとしみゅれーたー
- 【英語】
- Poly Patient Simulator
- 【書籍】
- QDT 2019年 6月号
- 【ページ】
- 125
キーワード解説
米国・イリノイ州のWehmer 社により開発され、2010年から販売されている顆頭間距離調節可能なアルコン型半調節性咬合器。下顎運動型の珍しい咬合器であり、下弓は完全に浮遊した状態で、下顎運動をイメージしやすくなっている。実際の技工操作よりも、診断や教育用に向く。実際、後方の大きな支柱と全体の大きさ、および重量から、技工操作には向かないと考えられる。三次元的な顎運動の再現を追求した咬合器であるが、現在ではその役割はバーチャル咬合器に移りつつあり、このことを踏まえたうえで研究用に用いるには適しているといえる。