キーワード
キーワード解説:
疾患の検出にはエラーがつきものであるが、エラーにも種類がある。それは誤って病変を見逃してしまう偽陰性のエラーと、誤って病変と認識してしまう偽陽性のエラーである。たとえばエックス線診査において考えてみると、実際には病変があるにもかかわらず、エックス線像としてはっきりと映ってこない場合がある。とくに病変が小さい場合は、歯根自体、前鼻棘、頬骨弓などの不透過性の物体により偽陰性となりやすい。逆に実際には該当歯には病変がないにもかかわらず、鼻腔などのような透過性の正常なランドマークや、隣接する根尖病変などを該当歯の病変と誤認してしまい、偽陽性となることもある。