キーワード
キーワード解説:
L.ロイテリ菌は乳酸菌の一種で、口内では歯周病菌やう蝕原因菌を、胃ではピロリ菌を、腸では病原菌を、それぞれ殺菌・抑制するという優れたはたらきをもっている。歯科の分野では、(1)歯周病・う蝕原因菌の抑制、(2)プラークの減少、(3)歯肉からの出血と炎症の減少、(4)SRPとの併用で効果の期待が増大、(5)抗生剤を最小限に抑えられる、などの効果が確認されている。近年注目される病原菌を抗生物質で殺菌するのではなく、善玉菌を摂取することで体内の善玉菌と悪玉菌のバランスをコントロールする「バクテリアセラピー」における代表的な善玉菌。