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間接訓練

【読み】:かんせつくんれん
【英語】:indirect approaches (basic training for dysphagia patients without food)
【書籍】: 訪問歯科診療 プランニングの極意
【ページ】:24

キーワード解説:

 摂食嚥下訓練のうち、食物を用いないものを「間接訓練」と呼ぶ。一方、食物を使用するものを「直接訓練」という。間接訓練は、食物を用いないため安全性が高く、直接訓練が不可能な患者から経口摂取を行っている患者まで幅広い適用がある。嚥下反射惹起促進を目的とした「アイスマッサージ」や、舌骨上筋の筋力強化訓練である「開口訓練」、「頭部挙上訓練」、食道入口部開大不全に対して行う「バルーン拡張訓練」などがある。ただし、認知機能に問題がある患者の場合には、施行不可能な訓練もあることに留意が必要である。また、在宅や施設で間接訓練を指導する場合、実施者の多くは家族や施設スタッフ、訪問看護師であることが多いため、摂食嚥下リハビリテーションについて十分な経験を持たない者であっても、簡易的に行える訓練を指導することも重要である。