キーワード
キーワード解説:
歯肉縁下う蝕とは、歯肉縁下の歯根面(歯質)にう蝕が進行した状態のことである。歯肉縁下う蝕は補綴治療を困難にするため、術後にさまざまな問題を引き起こすことが考えられる。そのため、補綴治療にとりかかる前には、歯肉縁下う蝕に対して適切に対処し、問題を解決しておくことが長期的安定を図るために重要である。歯肉縁下う蝕に対する治療法としては、歯肉弁根尖側移動術(Apically Positioned Flap:APF)、遊離歯肉移植術(Free Gingival Graft:FGG)、組織付着療法(Tissue Attachment Therapy:TAT)、矯正的挺出、歯肉切除、抜歯などがある。