キーワード
キーワード解説:
原因に関係なく出生時に存在する障害のこと。歯科において一般的には、何らかの理由で歯胚が作られず、乳歯、永久歯が生えないことを指す。先天性欠如とも呼ばれる。
先天性欠損は、萌出後の歯に起こるう蝕や歯周病による欠損と違い、欠損部位、欠損歯数によっては顎骨の成長・発育にも大きく関連する。そのため、成長期からの治療介入となり、矯正治療やインプラント治療を選択する場合には、綿密な計画が必要となる。
なお、日本小児歯科学会の疫学調査によると発現率は約10%で、世界的にもその割合は増加傾向にあるとされている。