Quint Dental Gate 歯科のコミュニケーションサイト

文字サイズ
標準
特大

キーワード

編集部が厳選してお届けする歯科関連キーワードの一覧ページです。会員登録されると、キーワード検索機能が無料でご利用いただけます。会員登録はこちら≫≫≫

OPQRST法

【読み】:おーぴーきゅーあーるえすてぃーほう
【英語】:OPQRST method
【書籍】: ザ・クインテッセンス 2020年 3月号
【ページ】:173

キーワード解説:

 OPQRST法とは、現症について問診する際の方法の1つである。現症に関しては、診断に直結する情報であるため、より詳しく適切な情報収集が必要となる。OPQRST法の具体的な内容は下記のとおりである。
・Onset(開始):痛みはいつ始まり、いつピークだったのか?
・Palliative/Provocative(寛解、増悪):痛みの軽減、増悪の有無、そしてその状況は?
・Quality(質):痛みの性質は?
・Region(部位):痛みの部位はどこ?(関連痛も視野に入れる)
・associated Symptoms(随伴する症状):頭痛、狭心痛、麻痺、感覚異常はあるのか?(慎重に鑑別診断を行う)
・Time course(時間経過):痛みは持続性のものか? 周期的なものか?
 この方法を用いることにより、問診において漏れのない情報を得ることができ、より確実な診断につなげることが期待される。