キーワード
キーワード解説:
Tarnow(2000)や Garber(2001)らの研究によると、インプラント隣接面の硬組織を失わないためにはインプラントと天然歯の隣接間距離は1.5mm 以上、インプラントとインプラント間は3mm 以上必要であるとされている。そのような中、Velaらは論文「インプラントと天然歯間の距離が1.5mm 以下の場合のプラットフォームスイッチングインプラントと隣接歯の骨頂部の骨の変化」(2012)で、プラットフォームスイッチングインプラントを用いれば、二次手術後の骨吸収は従来考えられていたよりも少なく、隣在歯との近接限界は1 mm まで許容される可能性があると発表した。長期の予後調査が必要ではあるが、今後より近接したインプラント埋入が許容される可能性がある。