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象牙質レジンコーティング

【読み】:ぞうげしつれじんこーてぃんぐ
【書籍】: 歯科保険請求2020
【ページ】:(82)、(83)

キーワード解説:

 令和元年12月1日より、生活歯歯冠形成後の露出象牙質歯面の保護を目的とする「コーティング処置」の算定が新設された。新設時点では間接歯髄保護処置の準用により1歯につき30点の算定とされたが、令和2年4月の診療報酬改定で新たに「象牙質レジンコーティング」の算定項目が設けられ、1歯につき46点の算定となった。象牙質レジンコーティングに用いる歯科用シーリング・コーティング材は、う蝕に感染した歯質を除去し間接修復を行う際に適用するもので、象牙細管の封鎖または歯質と修復物、補綴装置等との界面の封鎖を目的に使用する。歯冠形成直後の象牙質に塗布し、硬化被膜を形成することで疼痛および二次う蝕の抑制をはかる。本算定の対象となる歯科用シーリング・コーティング材には、令和2年2月末現在「ハイブリッドコートⅡ」(製造販売:サンメディカル/発売:モリタ)、「トクヤマ シールドフォース プラス」(トクヤマデンタル)、「クリアフィル ユニバーサルボンド Quick ER」(製造販売:クラレノリタケデンタル/発売:モリタ)がある。