キーワード
キーワード解説:
ビルドアップテクニックとは、光学印象採得においてフィニッシュラインが歯肉縁下に位置する場合に、コンポジットレジン(以下、CR)を利用してフィニッシュラインの位置を歯頂側へ移動する方法。各種形成を行った際、歯肉縁下う蝕を除去するなどしてフィニッシュラインが歯肉縁下に位置した場合に、マトリックスバンドを装着しウェッジで固定することで歯肉や歯肉溝滲出液などを排除しつつCRを充填する。その後に窩洞などを再形成もしくは修正することで、歯肉縁上のCR をフィニッシュラインとする方法である。この方法の起源は古く、約30年前に発売された初代CEREC(Siemens、現・シロナデンタルシステムズ)の頃から基本概念は存在していた。