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キーワード解説:
WHO Regional Office for Africa が2017年に発行した “Information brochure for early detection and management of noma”によると、水がんとは壊疽性口内炎の一臨床例であり、壊死性歯周疾患から口腔、顔面に壊疽が広がる。とくに2~6歳児で低栄養、口腔不衛生、さらには麻しん、マラリアなどに罹患し、感染抵抗力が低下した際の細菌感染が原因で水がんが起こるのではないかといわれているが、病因はいまだ確定していない。抗菌剤投与などで、進行を防ぐこともできるが、未介入の場合、約85%の致死率といわれている。