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侵害性開口反射

【読み】:しんがいせいかいこうはんしゃ
【英語】:nociceptive jaw opening reflex
【書籍】: 歯科衛生士 2020年 11月号
【ページ】:25

キーワード解説:

 口腔内に痛み刺激を加えると、痛みの刺激から逃れるために生じる開口を、侵害性開口反射と言う。反射は、「脳で痛みを感じる前に」生じる反応なので、患者の痛みを察知するために、「痛かったら手を挙げてください」と伝えた際、患者が痛みを感じてから、手を挙げるまでの時間と開口反射が生じるまでの時間を比較すると、開口反射のほうが約2倍早い。
 そのため、処置中の固定点として、術者の手指を患者の下顎に触れておくと、開口反射により患者が痛みを感じていることがわかり、いち早く患者の痛みを知ることができる。