キーワード
キーワード解説:
2014年にSiormpasらが提唱した、抜歯予定の歯の一部をインプラントの唇側に残すことで歯根膜を保存し、唇側歯槽骨を温存するテクニック。基本的な術式は、まず抜歯予定歯の歯冠部を水平的に切断。次に歯根を先端まで近遠心的に切断し、唇側歯根片を残存させて口蓋側歯根片を抜去する。その後、唇側歯根片を薄くトリミングし、歯根片に接しないようにインプラントを埋入する。
2010年にHürzelerらが発表していたsocket shield techniqueと当初はコンセプトや術式に違いがあったものの、それぞれが改良を重ねて現在ではほぼ同一の手法となっている。