キーワード
キーワード解説:
CRASPとは、2016年に日本ヘルスケア歯科学会が「カリエスリスクアセスメントについての見解」を公開し、さらに、これに基づいて開発された新たなカリエスリスクアセスメントである。
その使用については、口腔衛生習慣とフッ化物利用について計6項目、飲食習慣について計5項目、口腔内の状態について計6項目を患者に質問し、その回答によってそれぞれ青(現状で良い)、黄(要注意)、赤(改善が必要)の枠にチェックして評価する。これにより、患者と歯科医療従事者間のリスクアセスメントの結果を共有しやすくし、その後の指導をスムーズに行えるように工夫している。
実施期間は、初診時に実施後、小児若年者は毎年、成人は2年に1回、高齢者は1~2年に1回の実施を基本としている。なお、症例によっては治療後の再評価時に行うこともある。