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骨膜水平マットレス縫合

【読み】
こつまくすいへいまっとれすほうごう
【英語】
periosteal horizontal mattress suture
【書籍】
Quintessence DENTAL Implantology 2021年 No.1
【ページ】
72

キーワード解説

 インプラントを埋入するための骨増生を行う際に、後に除去が必要となるチタンピンなどを使用せずにメンブレンと骨補填材の安定化を図りたいときに用いる縫合方法。具体的には、舌(口蓋)側の外側からフラップ内に刺入し、減張切開部より根尖部で骨膜を水平に拾い舌側外側に刺出し、フラップ外で結紮することで抜糸を可能とする。使用する縫合糸は、結紮時に増し締めしてメンブレンと骨補填材を一塊として母床骨に圧接できるPTFE縫合糸などが適している。
 吸収性縫合糸を用いた骨膜縫合によってメンブレンを固定する方法がケースレポートにより報告されているが、本法は引っ張り強さが減じにくい非吸収性縫合糸で抜糸できるような縫合法を用いてメンブレンと骨補填材を固定できることにメリットがある。