キーワード
キーワード解説:
“いつもの痛み”とは、体の同じ場所に感じていた痛みとよく似た、あるいは同じような痛みと定義される。つまり、普段から経験していてなじみのある痛みのことである。う蝕や歯周病の急性炎症、根尖性歯周炎などは、視診や画像所見から患者が感じている痛みの部位や性質を客観的に理解しやすいが、顎関節症の痛みや非歯原性歯痛の痛みは、視診や画像ではその本体を確認できないことがほとんどである。その場合、患者が普段感じている痛みを再現することが重要となる。その再現された痛みが“いつもの痛み”ということなる。