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three-sided flap

【読み】:すりーさいでぃっどふらっぷ
【英語】:three-sided flap
【書籍】: Quintessence DENTAL Implantology 2021年 No.2
【ページ】:98

キーワード解説:

 three-sided flapは、歯槽頂切開、近心縦切開、遠心縦切開、歯肉溝内切開によってフラップ(粘膜骨膜弁)を形成するフラップ形成法で、とくに骨増生をともなうインプラント外科手術に適している。「Neumann切開法」、「台状切開法」とも呼ばれる。近心および遠心の縦切開を加える位置がポイントで、隣在歯頚部近心側および遠心側1/3(歯間乳頭部の血流を考慮し2 mm以上残す)から外側に開く斜切開を加えたときにフラップの大きさと内包量が最大となり、ある程度の増生量であれば骨膜減張切開なしに骨増生を行うことが可能である。ちなみに、インプラント埋入部位の骨量が十分に存在している場合は、歯槽頂切開のみで開創するか、three-sided flapの縦切開を1本省略したtwo-sided flapも有効である。