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スツールとユニットのセッティング

【読み】:スツールとユニットのセッティング
【英語】:setting of stools and units
【書籍】: 歯科衛生士 2021年 4月号
【ページ】:32

キーワード解説:

 一般的に、術者の視点から患者さんの口腔までの距離は25~35cmが適切と言われている。術者の身長に合わせてスツールやユニットの高さを調整する必要がある。
 スツールは両足が完全に床につく高さにし、左右の足幅を30cm程度開けることで、姿勢が安定する。ユニットは、術者が姿勢を正した状態で、術者の視点から25~30cmの距離に患者さんの口腔が位置するように調整する。ユニットが低いと、患者さんの口腔内を覗き込むように背中が丸まり、逆に高いと、体をひねって覗き込むようになってしまう。正しい姿勢で、術者は7時から3時まで、観察・処置部位に合わせてポジションを調整する。
 術者のポジションを整えることで、直視でも見える範囲が拡がり、得られる情報が多くなる。美しい姿勢が保たれることで、体がぶれずに安定して診療が行える。