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サポーティブインプラントセラピー

【読み】:さぽーてぃぶいんぷらんとせらぴー
【英語】:supportive implant therapy
【書籍】: SAFE(Sharing All Failed Experiences) Troubleshooting Guide Volume 6 生物学的合併症編
【ページ】:25

キーワード解説:

 インプラントとその周囲組織を口腔内で長期に安定して機能させる、あるいはインプラント周囲疾患やインプラント以外の口腔内の疾患の早期発見を目的としたメインテナンス(支持療法)のこと。具体的には、検査項目(プラークコントロールの状態、周囲粘膜の状態とプロービング時の出血、プロービング深さ、排膿の有無、インプラントの動揺度、エックス線写真、口腔内の観察と写真による記録、細菌検査・指尖血清抗体価検査など)と、処置項目(スケーリング・ルートプレーニング、咬合状態のチェック・調整、機械的歯面清掃など)を組み合わせて行う。
 近年のエビデンスにおいても、サポーティブインプラントセラピーを施行していない場合ではインプラント周囲炎の発症率は上昇するといったものや、適切なセルフケアとサポーティブインプラントセラピー を併用することによりインプラント周囲粘膜炎の治癒が達成できたことなどが報告されている。