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瞑眩

【読み】:めんげん
【英語】:paradoxical healing response
【書籍】: 保険に生かせて不定愁訴にも効く 口腔漢方処方早わかりガイド
【ページ】:65

キーワード解説:

 瞑眩とは、漢方薬を投与した際、効果が現われる前に、一時的に症状が悪化したり、あるいは予期せぬ症状が発現することをいう。漢方薬服用開始の早期に、治療目的の症状が一時的に悪化して、病態からは考えられない症状や漢方薬の作用としても説明不可能な予期せぬ症状などが出現し、その後に明らかな病状の好転を認めた場合を指す。予期せぬ症状としては、下痢、嘔気、嘔吐、発疹、発熱、胸苦しさ、鼻出血、子宮出血などがあげられる。瞑眩の出現はきわめて稀なので、好ましくない症状・病態の出現にあたっては、化学的副作用、アレルギー反応、誤治などをまず考えるとよい。