キーワード解説：

歯周病菌と歯周病によってできた炎症物質は、口の中から全身に広がって、大きな病気の原因になることがある。
【脳梗塞・認知症】　歯周病の患者は健康な人の2.8 倍脳梗塞になりやすいといわれている。歯周病の原因菌が脳細胞を破壊することが報告されている。
【心臓病・動脈硬化】　歯周病の原因菌は動脈硬化の要因の1つである。それにより血管が狭くなり、狭心症や心筋梗塞になる可能性もある。
【気管支炎・肺炎】　唾液の中の歯周病菌などの細菌が肺炎の原因となる。
【糖尿病】　歯周病菌が作る炎症物質が血糖値を下げるインスリンのはたらきを抑え、症状を悪化させる。歯周病⇆糖尿病は悪循環になる。