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キーワード解説:
酸は、歯のミネラル成分を溶かすことで消費され、その結果、酸のpHは中性に近づいていき、溶解は停止する。この中性に近づく速さを酸緩衝能という。もし、ただちに中性になるような酸であれば、唾液の酸中和作用によって酸蝕はほとんど起きない。一方、いつまでも中性に近づかない酸であれば、唾液の酸中和能を超えているので、歯と接触している限り脱灰が続く。つまり、中和されにくい(酸中和能が弱い)酸ほど、酸蝕のリスクは高いと予想される。