キーワード
キーワード解説:
ガラスの片面の表面に金属を蒸着させ、鏡面として反射されるように製作された鏡のこと。表面鏡ともよばれ、拡大視野下の歯科治療で推奨される。
一般的な「鏡」はガラスミラー(裏面鏡)とよばれる、ガラスの片面に銀などの金属を化学的にメッキさせ、金属保護の塗装を施したものである。ガラスミラーを斜めにしてみると、ガラス層に厚みが存在することがわかる。一方で、表面反射ミラーはガラス層を通過せずに反射することによって像が分散されず、強拡大視野下でも物体が二重に見えることはない。また、ガラス層の通過による光の吸収がなくなるため、ガラスミラーよりも幾分明るく感じられる。表面反射ミラーの弱点としては高価であり、さらに、非常にキズがつきやすいことが挙げられる。