キーワード
キーワード解説:
慢性歯周炎の歯周ポケット深部から分離されるグラム陰性菌。細長い紡錘状をしており、タンパク質分解酵素や菌体内部に毒素を持つ。
Porphyromonas gingivalisとTreponema denticolaとともにレッドコンプレックス(もっとも病原性の強い集合体)を構成し、重度歯周炎にかかわるとされるが、Tannerella forsythiaによる歯周病の発症・進行のメカニズムについてはいまだ解明されていない。
血液寒天培地で培養すると、成育までに2~4週間と長い期間を要し、Porphyromonas gingivalisよりも小さな点在コロニーを生成する。単独では培養が難しい細菌であることから、キーストーン病原菌であるPorphyromonas gingivalisと結びつくことによる強毒化が指摘されている。