キーワード解説：

　生体情報モニタなどの医療計測機器を用いて、おもに脈拍、呼吸、血圧、動脈血酸素飽和度などのバイタルサインを経時的に測定・記録・監視することである。歯科診療においては、通常診療や外科手術における有病患者、高齢患者の急変に備えて行うほか、実際に急変を呈した患者の状態を把握するために用いることがある。モニタリングが必要な有病者としては、高血圧、不整脈、狭心症、心筋梗塞、心臓弁膜症、気管支喘息、慢性気管支炎、肺線維症、糖尿病、甲状腺機能亢進症あるいは低下症、脳梗塞既往、重症筋無力症、パーキンソン病などの患者のほか、ペースメーカーを使用している患者、透析を受けている患者などが挙げられる。