キーワード解説：

　AHIとは、閉塞性睡眠時無呼吸症候群の判定に使用される指数で、睡眠中の１時間に呼吸が10秒以上止まった回数で判定する。判定基準は、5回未満であれば正常からごく軽度、5回以上15回未満が軽度、15回以上30回未満が中度、30回以上が重度である。イビキがひどい人は、15回以上である可能性のリスクが4倍だったという報告もある（Youngら2002年、古川ら2012年）。また、肺への吸気が遮断されることで、患者の動脈血の酸素飽和度が低下するので、睡眠時のSpO2が患者の平均より3％以上低下した値をODI3（Oxygen Desaturation Index）とし、この状態が1時間に何回あったかもAHIと並列した判定基準となっている。