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手づかみ食べ

【読み】:てづかみたべ
【英語】:eat by hand
【書籍】: ザ・クインテッセンス 2022年5月号
【ページ】:198

キーワード解説:

 手づかみ食べとは、食べ物を目で確かめて、手指でつかんで、口まで運び、口に入れるという目と手と口の協調運動である。始める目安は生後10か月ごろが目安となる。摂食機能の発達過程では、手づかみ食べが上達し、目と手と口の協働ができていることにより、食器・食具が上手に使えるようになっていく。また、この時期は、「自分でやりたい」という欲求が出てくるので、「自分で食べる」機能の発達を促す観点からも、「手づかみ食べ」が重要である。食べ物を手で口へ運ぶ練習を重ねることで、手指の動きや握り方のコントロールが上手になり、スプーンやフォーク、箸などをスムーズに使えるようになるほか、一口量を覚えることで詰め込みすぎや丸のみの予防につながる。