キーワード
キーワード解説:
歯肉は上皮と結合組織でできていて、それぞれ別のメカニズムで歯と付着している。そのうち上皮でできているほうを上皮性付着という。
歯肉の上皮細胞は重なり合っているため重層扁平上皮と言われ、この重なり合っている上皮細胞自身が歯との接合面で付着している。構造としては、上皮細胞から出ているインテグリンが内側基底板中のラミニンというタンパク質とつながっている(ヘミデスモゾーム結合)。なお、生物学的幅径において上皮性付着の幅は約1mmとなっているが、その幅を超えていることもあり、その場合、長い接合上皮と呼ばれる。