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歯周組織再生療法の適応症

【読み】:ししゅうそしきさいせいりょうほうのてきおうしょう
【英語】:indication of regenerative therapy
【書籍】: ペリオ・インプラント再生治療 2022
【ページ】:26

キーワード解説:

 歯周組織再生療法は、さまざまな術式が考案・発表されてきたが、それぞれの手法には適した条件が存在する。骨欠損には1壁性骨欠損、2壁性骨欠損、3壁性骨欠損があり、それが歯間部を含む歯根面1、2面に限局する場合と、3、4面の広い範囲に及ぶ場合とがある。骨欠損の範囲が広い場合あるいは1壁性骨欠損の場合には、フラップデザインを大きく展開するextended flapであるModified Papilla Preservation Technique:MPPTもしくはSimplified Papilla Preservation Flap :SPPFが適応となる。一方、範囲が狭い場合や2、3壁性骨欠損では、Minimally Invasive Surgical Technique:MIST 、Entire Papilla Preservation:EPPやNon-Incised Papillae Surgical Approach:NIPSAなど、より低侵襲なフラップデザインが選択される。