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とろみ調整食品

【読み】:とろみちょうせいしょくひん
【英語】:thickening agents
【書籍】: 歯科衛生士 2022年6月号
【ページ】:84

キーワード解説:

 嚥下障害のある患者や高齢の患者の誤嚥や誤嚥性肺炎の発症を予防するための嚥下補助食品。とろみ調整食は製品に添加される増粘多糖類によって下記のように分類される。
 第1世代:でん粉系
 第2世代:グアーガム系
 第3世代:キサンタンガム系
 このうち第3世代のとろみ剤は、食品の味や香りを邪魔しにくく、常温・短時間で粘度が調整できることなどから、現在汎用されている。また、日本摂食・嚥下リハビリテーション学会では、とろみ剤の各製品に含まれる増粘剤の種類や含有量が異なることで、調製後の粘度にばらつきが生じるという問題を解決するため、段階1(薄いとろみ)、段階2(中間のとろみ)、段階3(濃いとろみ)の3段階に分けて表示している。これに該当しない、薄すぎるとろみや、濃すぎるとろみは推奨できないとしている。