キーワード
キーワード解説:
歯科用CAD/CAMシステムにおいてミリングマシンで加工する際に、CADソフトウェアでデザインしたSTLデータを、加工するディスクやブロック内のどこに配置するのかを決めるためのCAMソフトウェアで行う工程。この位置決めの際にオフセット量やサポートピンの本数および太さの設定も行う。自動配置でネスティングを行うと、隣接する加工対象物との安全な距離をCAMソフトウェアが自動で計算し、データを配置してくれる。しかし、自動配置の場合は必要以上に距離を確保する傾向にあるため、加工できる数が減ってしまい、1歯あたりのコストが上がる。1枚のディスクから何個加工できるかが加工関連費用のコストに大きく影響するため、手動で調整することで加工本数を増やすことがコスト削減に繋がる。また、チッピングや加工物の脱落など、再ミリングに繋がるリスクを避けるためにも重要な工程となる。