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口腔細菌定量検査

【読み】:こうくうさいきんていりょうけんさ
【書籍】: よくあるケースでイチからわかる!開業医のための歯科訪問診療算定ガイド 2022年改定対応版
【ページ】:9

キーワード解説:

 令和4年4月の診療報酬改定で、障害者や在宅等療養患者に対し、専用の口腔細菌定量分析装置を用いて、細菌数から口腔の汚染度を測定することで、口腔粘膜疾患や誤嚥性肺炎などを引き起こすリスクの高い口腔バイオフィルム感染症の診断を目的に導入された算定項目。
 本検査を行った場合、130点を算定する(月2回まで。2回目は所定点数の50/100を算定)。算定には施設基準として、1)十分な経験を有する歯科医師の配置と、2)上記分析装置の設置を満たす必要がある。検査の結果、口腔バイオフィルム感染症の病名がついた患者に対しては、歯周病検査を行わなくても口腔清掃、スケーリング、粘膜面の清掃等の口腔衛生処置が可能である。なお、検査に際しては「口腔バイオフィルム感染症に対する口腔細菌定量検査に関する基本的な考え方」(日本歯科医学会)を参考にすることとされている。