慢性歯周炎
- 【読み】
- まんせいししゅうえん
- 【英語】
- chronic periodontitis
- 【書籍】
- 日本の新分類にも対応! 「歯周病の新分類」読本
- 【ページ】
- 61
キーワード解説
慢性歯周炎とは、歯周病原細菌によって生じる付着の喪失(クリニカルアタッチメントロス)および歯槽骨吸収をともなう慢性炎症性疾患であり、年齢に比べて歯周組織の破壊速度が比較的緩慢である場合を慢性歯周炎とする。慢性に経過するが、宿主側の組織抵抗力が低下したときに急性化する。
症状として、歯周ポケットの形成、出血、排膿、歯槽骨吸収および歯の動揺が挙げられ、発症時期は35歳以降であることが多い。全身疾患および喫煙、ストレスなどの有無を確認し、歯周炎への影響の有無を推定する。