社会的処方
- 【読み】
- しゃかいてきしょほう
- 【英語】
- social prescribing
- 【書籍】
- ザ・クインテッセンス 2022年11月号
- 【ページ】
- 182
キーワード解説
社会的処方とは、患者の問題を解決するために、薬を処方するように地域の活動やサービスなどの社会とのつながりを処方するという考え方である。社会的に孤立しないよう地域で行われているさまざまな事業への参加を促すことで、患者の機能低下の改善を図る。とくに高齢者の場合、家で寝て療養すればよいのではなく、その人のできる範囲で、起きる(自立して社会とつながる)、食べる(栄養価の高い食事を楽しく摂る)、動く(運動して筋肉を維持する)ことで健康を保てると考えられている。