ノンファンクショナルカスプベベル
- 【読み】
- のんふぁんくしょなるかすぷべべる
- 【英語】
- non-functional cusp bevel
- 【書籍】
- QDT 2022年12月号
- 【ページ】
- 51
キーワード解説
ノンファンクショナルカスプベベルは「非機能咬頭ベベル」ともいい、支台歯形成において修復装置の非機能咬頭部分に強度と耐久性をもたせつつ、歯質を最大限保存するために非機能咬頭外斜面に付与するベベルである。Rosenstielらがその著書『Contemporary Fixed Prosthodontics(5th ed)』(2015)において名づけた。臼歯の支台歯形成においては上顎非機能咬頭外斜面が形成不足になりやすいが、ノンファンクショナルカスプベベルを付与することにより、クラウンの頬側面のオーバーカントゥアや前装材料の厚み不足となる可能性を低減することができる。