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Katayama,Funatoの軟組織における難易度分類

【読み】
【英語】
Katayama & Funato’s treatment difficulty classification in soft tissue condition
【書籍】
YEARBOOK 2023 これ1冊で両方学べる! 歯周組織再生療法&根面被覆術
【ページ】
45

キーワード解説

 片山、船登の両氏が考案した、歯周組織再生療法の難易度を、軟組織から捉えた分類。軟組織検査により角化歯肉幅、歯肉の厚みの評価を行うもので、ClassⅠ~Ⅳの4つがある。
 角化歯肉幅が2mm以上あり、歯肉が厚い場合(ClassⅠ)は、術後の歯肉の裂開などを認めにくく再生療法後の治癒が良好であるとされている。
 逆に、角化歯肉幅が2mm以下であり、歯肉が薄い場合(ClassⅣ)や歯肉退縮を認める場合、術後の歯肉の裂開などを認めやすく、治癒が悪いとされており、フラップデザインの選択の際に軟組織のフェノタイプ(個々の遺伝的特徴に基づく形質)の考慮が必要であるという。