キーワード
キーワード解説:
深在性う蝕に対して考えられる治療の選択肢の1つ。別名:歯髄温存療法。歯髄に近いう蝕を残存させ、すぐに最終修復を行わず、デンティンブリッジの形成を待ち、数か月後にリエントリーを行い、う蝕を完全に除去して最終修復する方法。Maltzらによる「ステップワイズエキスカベーションと,う蝕一部除去(リエントリーなし)の3年後の成功率の比較で,ステップワイズエキスカベーションが 69%、う蝕一部除去が 91%だった」とする報告や、Rickettsらの「う蝕が歯髄に到達していない場合、う蝕除去を完全に行う場合と行わない場合で、後に歯髄壊死に至る頻度に変化はない」とする報告もある。