キーワード
キーワード解説:
舌側矯正の際に見られる特有な歯の動きの1つに、水平的なボーイングエフェクト(弓なり現象)と呼ばれるものがある。これは抜歯空隙閉鎖時に見られる歯列弓の形態の変化で、ループ付のワイヤーなどで抜歯空隙を閉鎖している際に弓のように前歯部から臼歯部にかけて歯列弓が丸くなってしまう現象のことである。この変化の予防策として、アーチワイヤーの臼歯部に弓なりとは逆のカーブを入れるなどの処置が行われる。このボーイングエフェクトは唇側矯正でも起こるが、舌側矯正で起こるボーイングエフェクトの形は唇側とは違った特有の形をしている。