キーワード
キーワード解説:
唾液検査は大まかに、歯科臨床で用いる歯科系唾液検査と、歯科以外の情報を取得する唾液検査に分かれる。歯科系唾液検査は、う蝕活動試験として緩衝能を調べたり、アンモニア、潜血などを測定したりすることで、口腔の健康状態を評価する。歯科では採血が難しいことが多いため、唾液を用いた検査が発展した背景がある。
また、唾液にはウイルス、抗体、外来細菌などが含まれているため、唾液を調べることで感染症に罹患しているかどうかもわかる。近年ではがんの検査としても定着し、直接組織を採取しなくても検査が可能なため、気軽に検査をすることができ、検査を受ける人が増えている。