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退縮エナメル上皮

【読み】
たいしゅくえなめるじょうひ
【英語】
reduced enamel epithelium
【書籍】
ザ・クインテッセンス 2023年5月号
【ページ】
104

キーワード解説

 退縮エナメル上皮とは、エナメル芽細胞がエナメル質形成を終了した永久歯の歯冠表面と口腔上皮とが癒合するまでの間の状態のことをいう。
 エナメル質形成終了後、退縮エナメル上皮は細胞活性をもたない組織と考えられがちであるが、上皮由来の因子を活発に発現し、破歯(骨)細胞の出現や活性化を担うことで歯の萌出路形成に必要な硬組織吸収を担うとされている。