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ISO感度

【読み】
いそかんど
【英語】
ISO sensitivity
【書籍】
QDT 2023年6月号
【ページ】
29

キーワード解説

 写真を適切な明るさにするために必要な光の量を決定づける撮像センサーの感度。数値が高いほうが少ない光量で撮影できるが、ISO感度と画質は相反する。歯科でフラッシュを用いて撮影する際にはISO100~200程度とすることが多いが、近年のカメラは感度を上げた際にも画質の低下がめだたなくなっており、ISO800程度までは常用できる。ISO感度が高まると、フラッシュ撮影ではフラッシュの発光量が少なくてすみ、充電サイクルが早くなるといった利点がある。一方で、厳密には各カメラの常用最低感度で撮影することが最高の画質につながる。マニュアル露出モードのフラッシュ撮影で、ISO感度200程度を常用とし、微妙な明るさの調節をISO感度で行うことも便利である(例:明るすぎる場合→ISO160や125に、暗すぎる場合→ISO250や320に)。なお、ISOとは国際標準化機構(International Organization for Standardization)の略である。