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インプラント疾患リスク評価ツール(IDRA)

【読み】
いんぷらんとしっかんりすくひょうかつーる
【英語】
The Implant Disease Risk Assessment Tool (IDRA)
【書籍】
ITI Treatment Guide Volume 13
【ページ】
37

キーワード解説

 インプラント治療におけるリスクを視覚的に評価するための八角形の機能図で、2020年に発表された(Heirz-Mayfieldら)。八角形の8つの軸にはインプラント周囲炎に関連するリスクファクター(歯周炎の既往歴、BOP陽性の歯/インプラントの割合、PDが5mm以上の歯/インプラントの数、患者の年齢に対する歯槽骨の減少割合、歯周炎感受性、歯周支持療法の頻度、インプラント支持補綴装置のマージンから辺縁骨までの距離、清掃性、適合性を含む補綴装置関連因子)が設定され、それぞれの状態に応じてリスクレベル小・中・高に色分けされている。IDRAはこれら8つの要素から総合的なリスクを評価し、メインテナンス方法を決定するツールとなる。また、患者への情報伝達にも利用することができる。