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チンポイント変法

【読み】:ちんぽいんとへんぽう
【英語】:chin point modified method
【書籍】: その下顎位をどう決める?
【ページ】:80

キーワード解説:

 中心位の咬合採得法の1つで、オトガイ下部を人差し指だけで支えながら、患者の再現性のある閉口運動をサポートする方法。チンポイントガイダンス法がオトガイ下部を人差し指、オトガイ上部を親指で挟んで誘導するのに対して、チンポイント変法は親指でオトガイ上部を押してしまう力が回避できるため、下顎を後方に押し込みづらく非常に有効な方法と考えられる。十分なdeprogrammingを行い、顎がガクガクな状態で行うのが望ましい。注意が必要なのは、下顎頭の形態異常や、顎関節部靭帯の緩みが激しい症例では、採得時の姿勢に大きく影響を受けてしまう点である。また、同じ座位でも、前傾姿勢なのか後傾姿勢なのかによって採得の結果は変化する。そのため、最大開口位から閉じた中心位と併用して確認する必要がある。