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口腔機能発達不全症

【読み】
こうくうきのうはったつふぜんしょう
【英語】
developmental insufficiency of oral function
【書籍】
歯科医院で患者さんにしっかり説明できる本 2
【ページ】
26,82

キーワード解説

 「口腔機能発達不全症」とは、18歳未満の小児と乳児において、食べること、話すこと、その他口腔機能について、正常に機能を獲得していない場合に診断される疾患名。病状としては、咀嚼や嚥下がうまくできない、構音の異常、口呼吸などがある。口腔内の形態異常や耳鼻疾患などの明らかな原因がないものの、口腔機能の発達に専門的関与が必要な状態であるが、患者や家族には自覚症状があまりない場合が多い。
 平成30年(2018年)4月より保険収載され、その機能獲得のための管理および訓練に対し、「小児口腔機能管理加算」が算定可能となった。さらに令和2年(2020年)4月からは「小児口腔機能管理料」となり、初診・再診、歯科疾患管理料の算定日にかかわらず、単独で算定できるようになった。