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自家歯牙移植の適応基準

【読み】:じかしがいしょくのてきおうきじゅん
【英語】:adaptation criteria of autotransplantation
【書籍】: JUSTICE in Dentistry 歯科の正義
【ページ】:194

キーワード解説:

 一般的な適応基準として、1)同一口腔内に保存不可能な歯と智歯などの不要な歯がある、2)ドナー歯がシンプルで抜歯しやすい形態(単根、円錐形、砲弾型など)で、受容側の骨幅がドナー歯より広い、3)歯根未完成歯の移植では、ドナー歯の歯根の発育段階が理想的にはStage4~Stage5である、4)患者の年齢ができれば30歳以下であることが挙げられる。したがって、移植の適応症はきわめて限られているが、多種の歯科疾患を移植で問題解決できることがある。そして、理想的な自家歯牙移植では、他のどんな治療の選択肢よりも保存的であり、患者の利益につながる。