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印象用コーピング

【読み】
いんしょうようこーぴんぐ
【英語】
impression coping
【書籍】
インプラント補綴マニュアル
【ページ】
16

キーワード解説

 印象採得時にインプラントに装着されるパーツのこと。その役割は、埋入されるインプラントの位置を、作業用模型上に正確にトランスファーすることにある。オープントレー、クローズドトレー、デジタルスキャンボディの3種類に分類される。
 「オープントレー」タイプは、印象材の中に埋め込まれた状態になるように設計されている。保持力が強く、長いガイドピン(ないしはポスト)が付属しているため、印象材が硬化した後にインプラントから取り外すことができる。
 「クローズドトレー」タイプは、印象材が硬化した後にスルリと外れるように設計されている。印象採得の最中はインプラントに装着された状態が維持され、印象材を除去した後に取り外される。
 デジタルスキャンボディは、口腔内スキャン(光学印象採得)時にインプラントに装着される。インプラントの埋入位置やメーカー、コネクションタイプ、プラットフォームのサイズなどの情報を作業用模型にトランスファーするために用いられる。